あなたと一緒に、がんと向き合う

倦怠感への対策

こんな症状

  • だるい
  • 身の置き所がない
  • おっくうで何もやる気が起こらない  など
発現時期
がんと診断された時から
倦怠感への対策

倦怠感は健康な人でも一般的な症状とされていますが、がん患者さんでは持続的な疲れやだるさがあり、日常生活に大きな支障が出ます。休息によっても改善効果が得られないため、大変つらい症状といえます。

倦怠感が起こる原因は、がんそのものによるものや治療に関連するものなど様々ですが、「倦怠感はしかたがない」とその症状を医療者へ訴えない患者さんも多くいらっしゃいます。倦怠感の持続によって日常生活が大きく損なわれ、治療への意欲が低下してしまうこともあります。
がん患者さんそれぞれに生じている倦怠感の原因を早くみつけ、適切な治療を行うことで、症状の改善が期待できます。医療者にしっかりご自身の状態を伝え、少しでも早く倦怠感への対策をとることが大切です。

倦怠感に対する工夫

  • ご自身の倦怠感の出現パターンを把握して、それに合わせて活動計画を立てましょう。
  • 倦怠感が強い場合は周りの方の助けを借りるなどして、エネルギーを温存しましょう。
  • 有酸素運動を行うことで効果が期待できる場合があります(ご自身の体調に応じて行いましょう)。
  • 治療による副作用などの状態をしっかり医療者に伝え、その対策を早めにとるようにしましょう。
  • リラクゼーションやマッサージなども効果が期待できます。
参考
  • 田村和夫 他:がん患者の症状 まるわかりBOOK,照林社,2018年
  • 日本緩和医療学会編:専門家をめざす人のための緩和医療学,南江堂, 2014年
  • 東口髙志:やさしいがん患者の代謝と栄養管理~病態の変化にそった実践法~,医薬ジャーナル社,2017年
  • 丸山道生:癌と臨床栄養2版,日本医事新報社,2016年
監修:
京都府立医科大学 呼吸器内科
教授 髙山浩一先生