がんと筋肉の関係

がんになると不安やストレスなどの精神的負荷により食欲が低下したり、消化機能の変化やがん細胞によるエネルギー消費の増加などで、体重が減少したりすることがあります^1）。
日常生活を営んだり、がん治療に耐えられる体を維持したりするうえで、体重の維持、特に筋肉の維持はとても重要です。

自宅でできる運動療法

運動はがんの治療開始と同じタイミングで開始することが理想的で、毎日続けられるプログラムであることが大切です。
スクワットをするようなイメージで、椅子から立ち上がったり座ったりする、椅子に座った状態で、膝の曲げ伸ばしをしたり、太ももを上げ下げしたりするだけでも、足の筋肉への効果的なトレーニングになります。
難しい場合は、ストレッチなどで筋肉を刺激するだけでも効果的です。

今回は、名古屋大学 理学療法士の立松典篤先生に、理学療法士の立場から、がんになった際の運動について解説いただきました。
運動を開始する時期や、実際の運動の様子を交えながらおすすめの運動をご紹介いただきます。
ぜひご覧ください。