2.特徴、症状と経過

特徴

  • 50~70歳代で発症する患者さんが多く、60歳以上で発症した患者さんは全体の62%です1,2)
  • 患者さんの男女比は、男性が約55%、女性が約45%とほぼ同じです3)
  • 中枢神経系原発悪性リンパ腫の約85%が大脳に、約13%が脳幹に発生します3)
特徴
  1. 1)日本脳腫瘍学会 編: 脳腫瘍診療ガイドライン2019年版. 2019; 金原出版. 110-113.
  2. 2)小林祥泰ほか 編: 神経疾患最新の治療2012-2014. 2012; 南江堂. 37-40.
  3. 3)三島一彦. 日本臨牀. 2015; 73(8): 585-596.

症状と経過

この病気に特有の症状はありませんが、早期には下記のような症状があらわれるとされています。

症状

中枢神経系原発悪性リンパ腫は高齢の患者さんが多いため、病気の進行や治療の影響などにより認知機能障害が急速に進行することもあります。

監修:
埼玉医科大学国際医療センター
脳脊髄腫瘍科 教授
西川 亮 先生

(2023年3月作成)