原発不明がんが見つかる部位
原発不明がんが見つかる部位(臓器)で多いのは、リンパ節、肝臓、骨、肺などです。1つの臓器だけの場合もありますが、複数の臓器に広がっていることも多くあります。
Hess KR, et al. Clin Cancer Res. 5: 3403-3410, 1999より作成
がんの転移と原発不明がん
- 転移とは、がん細胞が原発巣から血管やリンパ管の中に入り込み、流れによって運ばれた離れた臓器で腫瘍を形成することをいいます。
- リンパ液の流れが集まる「リンパ節」や血液の流れが多い「肝臓」「骨」「肺」などの臓器は、がんが転移しやすい部位として知られています。 原発不明がんも、これらの部位で多く見つかっています。

安藤正志:原発不明がん〜どのように取り扱えば良いのか、診断から治療までの流れ〜, p8-18, 医学と看護社, 2021