患者さんによって異なります。転移した臓器に関連した症状が出る場合もありますが、症状がほとんどない場合もあります。
原発不明がんでは、全員に共通する特徴的な症状はなく、がんが転移した部位によって現れる症状が異なります。
たとえば、リンパ節に転移している場合は、首のまわり(頸部)、わきの下(腋窩部)、足の付け根(鼠径部)などに、しこりができることがあります。 骨に転移している場合は、痛みやしびれ、骨折が起こりやすくなります。ただし、自覚症状がほとんどない場合も多く、健康診断や他の病気の検査で、偶然発見されることも珍しくありません。
- 監修:
- 千葉大学大学院医学研究院 臨床腫瘍学 教授
滝口 裕一 先生