カイプロリスの対象となる患者さん
カイプロリスは、少なくとも1つの標準治療を行ったが効果が十分ではなかった患者さん、または再発した患者さんを対象に投与します。
カイプロリスに含まれている成分に対して、以前、アレルギー反応をおこしたことがある患者さんは、さらに重いアレルギー反応があらわれるおそれがあるため、カイプロリスによる治療を受けることができません。
妊娠している患者さん、妊娠する可能性のある患者さんにも、カイプロリスは投与できません。胎児に悪影響をおよぼすおそれがあるためです。
なお、心疾患にかかっている患者さんや、過去に心疾患にかかったことのある患者さんにカイプロリスを投与すると、これらの病気が悪化または再発することがあります。また、重い肝機能障害のある患者さんには使用経験が少なく、慎重な判断が必要です。これらにあてはまる患者さんは、事前に主治医にお知らせください。
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)