レナリドミドとデキサメタゾンと併用する場合KRd
カイプロリスは1日1回、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目に10分かけて点滴投与した後、12日間お休みする28日間(4週間)を1サイクルとして、投与を繰り返します。13サイクル目以降は、1日目、2日目、15日目、16日目に投与し、12日間お休みします。
1サイクル目の1日目、2日目のみ20mg/m2(体表面積)を投与し、問題がなければ、8日目以降は27mg/m2(体表面積)を投与します。用量は、患者さんの状態や副作用の程度により減らすことがあります。
レナリドミドは1日1回、1日目から21日目まで毎日服用します。
デキサメタゾンは1日1回、1日目、8日目、15日目、22日目に投与します。
レナリドミドは新規薬剤のひとつで、免疫調節剤という種類のお薬です。
デキサメタゾンはステロイド製剤です。
この2つのお薬の用量や副作用については、それぞれの「くすりのしおり」や患者さん向け冊子などをごらんください。
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)より作成
デキサメタゾンと併用する場合Kd
カイプロリスを週2回投与の場合
カイプロリスは1日1回30分の点滴投与で、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目に投与し12日間お休みする28日間(4週間)を1サイクルとして、投与を繰り返します。1サイクル目の1日目、2日目のみ20mg/m2 (体表面積)を投与し、問題がなければ、8日目以降は56mg/m2(体表面積)を投与します。用量は、患者さんの状態や副作用の程度により減らすことがあります。
●デキサメタゾンの投与
1日1回、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目、22日目、23日目に投与します。
デキサメタゾンはステロイド製剤です。このお薬の用量や副作用については、「くすりのしおり」や患者さん向け冊子などをごらんください。
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)より作成
カイプロリスを週1回投与の場合
カイプロリスは1日1回30分の点滴投与で、1日目、8日目、15日目に投与し13日間お休みする28日間(4週間)を1サイクルとして、投与を繰り返します。1サイクル目の1日目のみ20mg/m2(体表面積)を投与し、問題がなければ、8日目以降は70mg/m2(体表面積)を投与します。用量は、患者さんの状態や副作用の程度により減らすことがあります。
●デキサメタゾンの投与
1日1回、1日目、8日目、15日目、22日目に投与します。
デキサメタゾンはステロイド製剤です。このお薬の用量や副作用については、「くすりのしおり」や患者さん向け冊子などをごらんください。
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)より作成
ダラツムマブとデキサメタゾンと併用する場合DKd
カイプロリスは1日1回30分の点滴投与で、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目に投与し12日間お休みする28日間(4週間)を1サイクルとして、投与を繰り返します。1サイクル目の1日目、2日目のみ20mg/m2(体表面積)を投与し、問題がなければ、8日目以降は56mg/m2(体表面積)を投与します。用量は、患者さんの状態や副作用の程度により減らすことがあります。
ダラツムマブは15mLを1~2サイクル目は1、8、15、22日目、3~6サイクル目は2週毎、それ以降のサイクルは4週毎に皮下注射します*。
デキサメタゾンは1日1回、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目、22日目に投与します。
ダラツムマブは新規薬剤のひとつで、ヒト化抗CD38モノクローナル抗体というお薬です。
デキサメタゾンはステロイド製剤です。この2つのお薬の用量や副作用については、それぞれの「くすりのしおり」や患者さん向け冊子などをごらんください。
*ダラツムマブを点滴投与する場合、1サイクル目の2日目にもダラツムマブの投与を行います
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)より作成
イサツキシマブとデキサメタゾンと併用する場合Isa-Kd
カイプロリスは1日1回30分の点滴投与で、1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目に投与し12日間お休みする28日間(4週間)を1サイクルとして、投与を繰り返します。1サイクル目の1日目、2日目のみ20mg/m2(体表面積)を投与し、問題がなければ、8日目以降は56mg/m2(体表面積)を投与します。用量は、患者さんの状態や副作用の程度により減らすことがあります。
イサツキシマブは10mg/kgを1サイクル目の1日目、8日目、15日目、22日目に、それ以降のサイクルは1日目、15日目に点滴投与します。デキサメタゾンは1日目、2日目、8日目、9日目、15日目、16日目、22日目、23日目に投与します。
イサツキシマブは新規薬剤のひとつで、抗CD38モノクローナル抗体というお薬です。デキサメタゾンはステロイド製剤です。この2つのお薬の用量や副作用については、それぞれの「くすりのしおり」や患者さん向け冊子などをごらんください。
カイプロリス電子添文 2024年1月改訂(第4版)より作成
サークリサ電子添文 2021年11月改訂(第3版、用法及び用量変更)より作成
- 監修:
- 群馬大学医学部附属病院 血液内科 科長
診療教授 半田 寛 先生