カイプロリスによる治療中は、週に2日間、病院でお薬の投与を受ける必要があったり、副作用による影響があったりして、これまでとは生活のペースが変わるかもしれません。
それでも、治療を続けることは、多発性骨髄腫が再び進行するまでの期間を延ばすことにつながる可能性があるため、できる限り続けることがとても大切です。
一人で悩まずに、主治医や看護師、薬剤師に相談しましょう
最近では、副作用の予防や治療が以前に比べてかなり進歩しました。治療で生じた日常生活の不便についても、工夫によって解決できることがあります。不安を感じるときには、誰かと話をすることで気が楽になることもあります。
治療の継続を最優先に考え、気になる副作用や日常生活での不便などがあれば、一人で悩まずに主治医や看護師、薬剤師に相談しましょう。
今後あらわれるかもしれない病気の症状やカイプロリスの副作用について知っておくことは、安心して治療を続けるために役立ちます。また、日々のご自身の体調や治療に関するさまざまなことを記録できる治療日誌も併せてご利用ください。
- 監修:
- 群馬大学医学部附属病院 血液内科 科長
診療教授 半田 寛 先生