原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ腫(WM/LPL)は悪性リンパ腫の一種です。
悪性リンパ腫1,2)
悪性リンパ腫とは、「白血球の一種であるリンパ球ががん化しておこる病気」です。
主にリンパ節、脾臓、扁桃腺などのリンパ組織に発生しますが、脳や肺、胃、腸、肝臓などあらゆる臓器にも発生する可能性があります。発生した場所によって、症状が異なります。
悪性リンパ腫の種類1,2)
悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2つに大きく分けられます。
非ホジキンリンパ腫は、がんになった細胞の種類などによって、さらに細かく分けることができ、原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ腫(WM/LPL)は非ホジキンリンパ腫に分類されます。
非ホジキンリンパ腫1,2)
非ホジキンリンパ腫は、病気の進行の速さを基準とした「悪性度」によっても分類されます。
原発性マクログロブリン血症/リンパ形質細胞リンパ腫(WM/LPL)は、「低悪性度リンパ腫」に分類されます。
- 1)国立がん情報センター がん情報サービス 悪性リンパ腫
https://ganjoho.jp/public/cancer/ML/index.html(2022年6月閲覧)
- 2)日本血液学会 編: 造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版補訂版, 2020, 金原出版.
※本コンテンツは、ベレキシブル添付文書に合わせて疾患名を記載しています。
- WM/LPL:
- 原発性マクログロブリン血症(Waldenström's macroglobulinemia)
/リンパ形質細胞リンパ腫(lymphoplasmacytic lymphoma)
- 監修:
- 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院
血液腫瘍科 科長
伊豆津 宏二 先生