顔から首までの範囲(頭頸部)にできるがんを総称したもので※、発生した部位によって、多くの種類があります。
頭頸部には、様々な器官が集まっているため、ここにできるがんも多くの種類に分けられます。主な種類としては、口腔がん、咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)、喉頭がん、鼻・副鼻腔がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどがあります。
がん全体からみると、頭頸部がんの割合は5%程度と、それほど多いがんではありません。しかし、種類が多く、がんの発生した場所によって、がんの性質や治療法が異なるといった特徴があります。
※脳や脊髄、目の病気は除きます。
頭頸部がんができる主な部位

日本頭頸部癌学会ホームページ「頭頸部がんとは?」
監修:東京医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 主任教授
塚原 清彰 先生