あなたと一緒に、がんと向き合う

3頭頸部がんの検査と診断

どんな検査が必要ですか?

視診や触診、組織診をもとに診断を確定します。がんの広がりの程度を調べる画像検査も行われます。

頭頸部がんの検査では、「視診」や「触診」を行って、患者さんの状態をよく確認します。のどの奥など見えないところは、内視鏡(ファイバースコープ)などの器具を使って、細部までよく観察します。
疑わしい組織の一部を採取し(生検)、顕微鏡でがん細胞の有無や細胞の種類などを詳しく調べます(病理検査)。頭頸部がんは、「扁平上皮へんぺいじょうひがん」と呼ばれる組織型が最も多く、約9割を占めています1)
さらに画像検査(CTやMRI、PETペット-CT検査)を使って、がんの広がりや転移の有無などを確認し、病期を判定します。

説明する医師と話を聴く患者さん

診断に必要な検査

診断の流れ
1)日本臨床腫瘍学会編: 頭頸部がん薬物療法ガイダンス, p6. 金原出版, 2015
頭頸部癌診療の最前線, p7. 中山書店, 2013

主な画像検査

検査の種類特徴
上部消化管
内視鏡検査
内視鏡で食道や胃などの内部を直接観察する検査です。
食道などに生じる重複がんの確認などにも用いられます。
頸部超音波検査超音波の反響を利用して、腫瘍の位置や大きさ、分布などを調べます。
胸部X線検査肺への転移や、肺がんの有無などを確認するスクリーニング検査として行われます。
CT検査・MRI検査CT検査ではX線を、MRI検査では磁気を利用して体の断面を描き出し、がんの広がりや大きさを調べます。
PETペット検査がん細胞が、ブドウ糖を多く取り込む性質を利用して、がんの広がりを調べる検査法です。治療後に再発の有無を調べる検査などにも用いられます。
CT検査
CT検査(イメージ図)
臨床頭頸部癌学, p60. 南江堂, 2016
監修:
国立がん研究センター東病院
副院長 兼 頭頸部外科長
林 隆一 先生

頭頸部がんの治療で小野薬品の薬を使用された方へ