体調管理や再発の有無を確認するため、治療が終了したあとも、医師の指示にしたがって定期的な診察を受けましょう。
治療が終了したあとも、定期的に通院し診察や検査を受けることが必要です。
頭頸部がんの再発は、治療後2年以内にみられることが多いため、その期間は、1ヵ月から2ヵ月ごとに通院することが大切です。
また、頭頸部がんでは、他の頭頸部領域や食道、肺などの別の部位に、転移ではないがん(多重がん)が見つかることがありますので、それらもあわせて確認することが必要です。
通院間隔や検査の内容などは、患者さんの状態によっても異なりますので、医師に確認しておくとよいでしょう。
いつもと違う症状や体調の変化を感じた場合は、早めに医師や医療スタッフに連絡して相談してください。
もっと知ってほしい頭頸部がんのこと, p14. NPO法人キャンサーネットジャパン, 2015
- 身体障害者認定の手続きについて
- がんの治療によって、食事の飲み込みや発声によるコミュニケーションが障害される場合があります。機能障害を申請して「身体障害者4級」または「身体障害者3級」に認定されると、等級に応じた公的サービスが受けられます。申請手続きは手術の当日からできますので、該当する場合は、書類を取り寄せるなど準備をしておくとよいでしょう。詳しいことは、お住まいの市区町村にお問い合わせください。
- 監修:
- 国立がん研究センター東病院
副院長 頭頸部外科
林 隆一 先生