口腔がん [26.3%] |
舌がんが半数以上を占める。中高年の男性に多いが20歳代でも発症することがある。 |
- ●食事がしみる
- ●口内炎のような症状が続く
- ●首のリンパ節の腫れやしこり
など |
---|
上咽頭がん (鼻の奥の方) [3%] |
EBウイルス感染ががんの発生に関わり、若者にもみられる。構造上手術が難しく、放射線への感受性が高い部位のため、放射線療法が中心となる。 |
- ●鼻づまり、鼻出血
- ●耳がつまった感じ、聞こえにくい
- ●目が見えにくい、物が二重に見える
など |
---|
中咽頭がん (扁桃腺周辺) [16.5%] |
若者で増加傾向を示す。 背景としてHPVとの関連が指摘されている。 |
- ●飲み込むときの違和感
- ●のどにしみる感じ
- ●のどの痛み、血痰が出る
- ●首のリンパ節の腫れやしこり
など |
---|
下咽頭がん (食道の入口) [20.0%] |
中年期の男性に多いが、一部のタイプでは鉄欠乏性貧血の女性にもみられる。 |
- ●飲み込むときの異物感
- ●のどにしみる感じ、血痰が出る
- ●耳の周りの痛み、声がれ
- ●首のリンパ節の腫れやしこり
など |
---|
喉頭がん (声門) [21.3%] |
中年期の男性に多く男女比は10:1。 特に喫煙と深い関係がある。手術に際しては、声を残せるかが重要な判断基準になる。 |
- ●声がかすれる
- ●飲み込むときの痛み、飲み込みにくい
- ●血痰が出る
- ●首のリンパ節の腫れやしこり
など |
---|
鼻・副鼻腔がん [7.1%] |
以前は多かったが、近年は減少傾向にある。 男性に多く高齢者にみられる。 |
- ●鼻づまり、鼻出血、鼻水
- ●進行すると、がんが広がる方向によって眼球突出、歯痛、口蓋が腫れる
など |
---|
唾液腺がん [5.9%] |
耳下腺がんの割合が最も多い。 |
- ●耳の下や前部の腫れや痛み
- ●顔面神経の麻痺
- ●舌のしびれや痛み
など |
---|