悪性胸膜中皮腫 トップ 1悪性胸膜中皮腫について 悪性胸膜中皮腫とはどんな病気ですか? 治療ガイド 胸膜の位置と構造 悪性胸膜中皮腫はどのような人に多いですか? 2悪性胸膜中皮腫の種類 悪性胸膜中皮腫にはどんな種類がありますか? 3悪性胸膜中皮腫の病期 病期(ステージ)とはなんですか? どのように決められますか? 4悪性胸膜中皮腫の検査と診断 どんな検査が必要ですか? 5悪性胸膜中皮腫の治療方針 治療方針は何をもとに決められますか? 6手術について どのような手術がありますか? 7放射線療法について 放射線療法は、どのような治療ですか? 8薬物療法について 薬物療法とは、どのような治療ですか? 9薬物療法の副作用とケア 薬物療法で使われる薬の副作用には、どのようなものがありますか? 10緩和療法(ケア)について 緩和療法とは、どのような治療ですか? 1悪性胸膜中皮腫について 治療ガイド 胸膜の位置と構造 悪性胸膜中皮腫 基礎知識 胸膜は、薄く弾力に富んだ袋状の組織で、肺を覆っています。 膜と膜の間(胸膜腔きょうまくくう)には、ごく少量の液体(胸水)があり、呼吸する際の潤滑油の役割を果たしています。胸膜に炎症などが起こった場合は、胸膜腔に大量の胸水が溜まります。 「悪性胸膜中皮腫」のほかに、腹膜、心膜、精巣鞘膜しょうまくから発生する中皮腫もあります。割合は胸膜から発生する「悪性胸膜中皮腫」が最も多く、約85%を占めています。 病気が見えるvol.4 呼吸器 第3版, p302-303, メディックメディア, 2018 Gemba K, et al, Cancer Sci, 103(3), p483-490, 2012 監修: 独立行政法人 国立病院機構 山口宇部医療センター内科系診療部長 青江 啓介 先生 悪性胸膜中皮腫とはどんな病気ですか? 悪性胸膜中皮腫はどのような人に多いですか?