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2悪性胸膜中皮腫の種類

悪性胸膜中皮腫にはどんな種類がありますか?

多くは「びまん性」で、胸膜全体に広がっていく性質があります。組織型では「上皮型」「肉腫型」「二相型」に分けられます。

悪性胸膜中皮腫には、1ヵ所にかたまって大きくなる「限局性」と、胸膜全体に広がる「びまん性」のタイプがあります。多くは「びまん性」で、肺全体を包み込むように広がる性質があります。
がん細胞の組織型の種類としては、「上皮型」「肉腫型」「二相型」などがあります。これらのうち、頻度が高く病気の経過(予後)が良いのが「上皮型」で、全体の約60%を占めています。組織型によって、病気の進行スピードや予後が異なるため、がんの組織型も考慮したうえで今後の治療方針が立てられます。

解説する医師のイラスト
組織型
(割合)
特 徴
上皮型
(約60%)
  • ・病気の経過(予後)が、他の組織型に比べて良いタイプ
  • ・頻度が一番高い
肉腫型
(約20%)
  • ・病気の進行が早く、病気の経過(予後)が悪いタイプ
  • ・胸水の貯留がほとんどみられない
二相型
(約20%)
  • ・病気の経過(予後)は上皮型と肉腫型の中間のタイプ
  • ・上皮型と肉腫型が混在している
日本医師会編:呼吸器疾患診療マニュアル, p258-259, 南山堂, 2008
日本肺癌学会編:EBMの手法による肺癌診療ガイドライン 2016年版, p229-233,金原出版, 2016
監修:
独立行政法人 国立病院機構 山口宇部医療センター
内科系診療部長 青江 啓介 先生

悪性胸膜中皮腫の治療で小野薬品の薬を使用された方へ