病期とは、病気の進行の程度を示したもので、治療方針を立てるうえで重要な判断材料となります。
がんの病期は、発生元での進み具合(T)、リンパ節への転移状況(N)、他の臓器への転移(M)の3 項目をもとに、大きくⅠ〜Ⅳ期に分類されます(TNM分類)。
上皮系皮膚がんではT は皮膚がんの大きさや深さ、N はリンパ節や周囲の皮膚への転移の程度、Mは他の臓器への転移の有無によって判定されます。
がんの病期は、進行度や治療の方針を決めるうえで、重要な検討材料になります。
有棘細胞がんの病期(ステージ)分類
皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第3版 有棘細胞癌診療ガイドライン2020[日皮会誌. 130(12): 2501-2533, 2020.]より作成
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監修:
- 新潟県立がんセンター新潟病院 副院長
竹之内 辰也 先生