1.悪性黒色腫とは
悪性黒色腫は、皮膚がんの一種です。
皮膚の色素(メラニン)をつくる細胞やほくろの細胞ががん化したもので、メラノーマとも呼ばれ、足の裏や手のひら、爪、顔、胸、腹、背中など様々な部位にできます。また、眼球、鼻や口の中、肛門部などの粘膜にできることもあります。悪性黒色腫の原因はまだ明らかになっていませんが、紫外線や皮膚への摩擦、圧迫といった外からの刺激が関係していると考えられています。
皮膚の構造

その他の皮膚がん: | 基底細胞ががん化した「基底細胞がん」、有棘細胞ががん化した「有棘細胞がん」と呼ばれるものがあります。 |
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無(乏)色素性黒色腫: | ごくまれに、がん細胞がメラニンを産生せず、色素沈着を伴わない悪性黒色腫があります。 |
- 監修:
- 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科 主任部長
爲政 大幾 先生