がんの療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、だるさなどといった体の不調が日常生活を妨げることがあります。がん医療における緩和療法とは、がんに伴う体と心の痛みを和らげ、生活やその人らしさを大切にする治療です。
例えば悪性黒色腫が脳や全身へ遠隔転移した場合に、放射線療法を行うことで、転移や再発に伴う症状を和らげる緩和医療としての効果があったことが報告されています。
緩和療法は患者さんがどのような病状であっても、どのような時期でも受けることができますので、緩和療法について話を聞きたいときには、担当医や看護師に相談してみましょう。