あなたと一緒に、がんと向き合う

しびれへの対策

こんな症状

  • ジンジン、チクチク、ピリピリなどと自覚できる異常感覚
  • 何かに触れただけで、ビリッと電気が走るような痛みを感じるなど、ふつうは痛みを生じないような刺激で痛みが起きる
  • 何かにさわっても感覚がない、手袋をはめているような感覚、痛みや温度を感じない[感覚鈍麻どんま
  • 手足に力が入りにくく、物が持てない、歩きにくいなど日常生活への影響
しびれた女性

主な原因・特徴

がんによるもの

  • 脊髄腫瘍、脳腫瘍などの中枢神経系の原発がん
  • 転移性脳腫瘍、髄膜播種ずいまくはしゅ(脳と脊髄を取り囲んで覆っている髄膜内に、他の臓器でできたがんが運ばれてきて、種をまいたように散らばって広がること)などの中枢神経系へのがん転移
    • 転移性脳腫瘍を起こしやすいがんの原発巣:肺がん、乳がん、悪性黒色腫、腎細胞がん、大腸がん、精巣がん、悪性リンパ腫
    • 髄膜播種が起こりやすいがんの原発巣:悪性黒色腫、小細胞肺がん、乳がん
  • がんの神経浸潤、骨転移による神経の圧迫
  • リンパ管周囲の炎症、血管の収縮・弛緩

がん治療によるもの

  • 脊椎手術や胸部手術の術後合併症
  • 化学療法で使われる抗がん薬の副作用としての《化学療法誘発性末梢神経障害:CIPN(コラム① 参照)》
    よく使われる抗がん薬のうち、末梢神経障害を起こしやすい薬剤分類を示しますが、種類や投与量によって起こりやすさの頻度が異なり、症状の程度や発現時期にも個人差があります1),3)
    1. 1)白金製剤:プラチナ製剤
    2. 2)微小管阻害薬:タキサン製剤、ビンカアルカロイド製剤
    3. 3)分子標的薬:プロテアソーム阻害薬
    4. 4)免疫チェックポイント阻害薬
  • 化学療法で使われる抗がん薬のうち、フッ化ピリミジン系製剤およびキナーゼ阻害薬の副作用である《手足症候群てあししょうこうぐん:HFS(コラム② 参照)》の初期症状

がん以外によるもの

  • ギラン・バレー症候群
  • 慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー
  • 基礎疾患:糖尿病、膠原病こうげんびょう、腎不全などによる高カリウム血症、ビタミンB欠乏、遺伝性ニューロパチー、慢性アルコール中毒など
  • 不安やストレスなどの心理的、精神的な刺激、生理・更年期が原因の自律神経の乱れ

しびれは、脳腫瘍や脊髄の損傷による中枢神経障害の症状として起きる場合もありますが、末梢神経が抗がん薬の影響を受け障害されることで生じる手足のしびれ感や脱力が、抗がん薬治療中にはより一般的です。末梢神経は脊髄から出て全身のすみずみに電線のように張りめぐらされ、脳や脊髄からの命令を体の各部に伝えます。末梢神経は役割によって「感覚神経」「運動神経」「自律神経」に分類されます。 しびれは「感覚神経障害」により起こる症状で、その感じ方や程度は、患者さんそれぞれに様々な主観的な感覚です。触覚が鈍くなり物をよく落とす、足の指の間に綿をはさんだような、足の裏がフワフワとした不快な感覚、熱さ・冷たさを感じにくい、指先を使う作業が困難(服のボタンが掛けにくい、ネクタイを結びにくい、思うように字が書けない、キーボードやリモコン操作ができないなど)のほか、のどが締め付けられる感じがする、 うまく飲み込めない、口の周りのしびれ、歯の知覚過敏や味覚障害などの症状が現れます。また、しびれと並び多発する自覚症状である痛みも感覚神経障害です。感覚障害は両方の足や手に起こることが多いですが、片方だけの場合もあります。
「運動神経障害」では、足の筋肉に力が入らず歩行が困難、足の先が垂れてつまずきやすくなることや、筋力低下による嚥下障害、呼吸困難など、「自律神経障害」は、顔が火照る・手足が燃えるように熱い/末端の皮膚が冷たい、異常に汗をかく/汗をかかなくなる、排便・排尿障害や難聴などの症状を呈します。
抗がん薬治療中の患者さんでしびれが起きるその他の原因に、「手足症候群」という抗がん薬の副作用があります。こちらは、手や足の皮膚の細胞が抗がん薬により障害を受けて起きるもので、紅斑や腫れ、痛みに進行する前の初期症状として、しびれや「チクチク、ピリピリ、ジンジン」などと表現される感覚異常が現れることがあります。(詳しくはコラム② 参照)

末梢神経障害は、抗がん薬以外の原因でも起きることがあるので、抗がん薬による治療中にしびれなどの症状や感覚異常が現れたときは、原因を明らかにするため、主治医、看護師等に伝えることが大切です。ただ、現状では有効な予防法や治療法は確立していないため、原因薬剤の減量、お薬の種類の変更や一時的な中止が一般的な対処法となっています。一方、効果は患者さんによって異なりますが、対症療法として、疼痛治療薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗炎症薬などが痛みを和らげる効果を期待して診療の現場で使われています。しびれの症状には漢方薬やビタミンB12が使われることがあります。また、痛みだけでなく、手足などの末端の血行改善を目的とした神経ブロックもあるので、症状がよくならないようなときは主治医をはじめ、麻酔科医、薬剤師などに相談してみましょう。

【コラム】その「しびれ」、抗がん薬の副作用かも?

  1. ① 化学療法誘発性末梢神経障害 [CIPN]1),3)
    恐らく多くの人が真っ先に思い浮かべる抗がん薬の副作用は、「脱毛(抜け毛)」と「吐き気」かもしれませんが、がんの治療薬として広く使われている何種類もの抗がん薬の中には、副作用として末梢神経障害を起こす可能性のある薬剤が少なくありません。 抗がん薬による治療中に「しびれ」や「痛みの有無にかかわらず、感覚の違和感」を感じたら、「日常でもしびれを感じることはあるものだ」「がんだから仕方がない」などと思い込まず、自覚される症状や痛み、つらさ、不安に思うことを含めて主治医や看護師に相談してください。その際、服用しているお薬の種類、服用を始めてからの期間なども併せて伝えるようにしましょう。
    抗がん薬による末梢神経障害は治療開始後しばらく経って発現しますが、数週間から数ヵ月と時期は一定でなく、症状の起こりやすさも薬の使用量によって異なり、同じ薬でも個人差があります。最初は手指や足先の「しびれ感・痛み・ほてり」「感覚が鈍くなる」などの異常感覚で始まることが多く、次第に足や腕全体から腹・胸にまで広がる場合があります。 同時に「手や足が動きにくい」「筋肉が痙攣する・筋肉に力が入らない」「物をうまくつかめずによく落とす」「つまずきやすい」といった運動障害を起こし、症状が進むと立ち上がることや歩行ができなくなることもあります。また、運動障害に続き、麻痺性イレウス(腸の動きが鈍くなり、蠕動ぜんどうが低下し、腹部膨満、著しい便秘、腹痛、悪心おしんおう吐などの症状がみられる)、便秘、尿閉(おしっこがしたいのに出ない)、起立性低血圧(立ちくらみ・浮動性めまい)、耳鳴り、発汗障害などの自律神経障害を起こす抗がん薬もあります。
    こうした末梢神経障害は、初回治療時には症状が現れなくても、治療が続くと症状が進行することがあるので、自覚症状の変化に注意を払いましょう。確立した治療法がないので、早期発見により原因と考えられるお薬の減量または休薬を行う場合が多く、速やかな対応が大切となります。症状がよくなってきたら抗がん薬治療を再開しますが、治療の中止・再開時期ともに医師が適切に判断し、決定します。
  2. ② 手足症候群 [HFS]2),3) ・・手掌しゅしょう足底発赤知覚不全そくていほっせきちかくふぜん症候群とも呼ばれる皮膚表皮の細胞の障害
    フッ化ピリミジン系抗がん薬やキナーゼ阻害薬などで、手足症候群と呼ばれる副作用が起きることがあり、発症初期段階には「しびれ」「チクチク、ピリピリするような感覚の異常」「物に触れたときの不快な感覚」や「熱い砂の上を歩いている、または靴の中に砂利があるような感覚」が認められます。 このような感覚異常は、手足の皮膚に見た目の変化がなくても起こります。フッ化ピリミジン系薬剤では、広範囲に広がる手・足の皮膚の赤みに続き、皮膚表面に光沢を生じ、指紋が消える傾向がみられる段階になると、熱傷のような痛みを伴うとされます。 また、点状またはまだら状の色素沈着を特徴とし、爪の変形も認められます。一方、キナーゼ阻害薬では、最初は主に手の指先にまだら状の赤みが現れ、指の腹や関節、足の親指の付け根やかかとなどの日常的に重みや圧力がかかりやすい限られた部位が赤く腫れ、皮膚が角化かくかして表面が硬く、 厚くなるという経過を取ることが多いです。症状が進むと水ぶくれ、皮膚のひびわれ、めくれなどの症状が現れ、強い痛みで日常生活に支障を来すようになります。
    手足症候群の初期症状発現時期は、キナーゼ阻害薬では早ければ治療開始から1~2週で、6~9週頃までの発現例が多く、休薬すると速やかに症状が回復するとされます。フッ化ピリミジン系薬剤においては初発時期が比較的遅く、多くは4ヵ月以内ですが、10ヵ月くらい経って発現する例もあり、休薬により症状はゆっくり回復します。手足症候群についても治療法・予防法が確立していないので、休薬が最も確実に症状を改善させる方法ですが、感覚異常などの早い段階で気付けば、抗がん薬治療を続けながら、角質を柔らかくする薬剤や、腫れを抑えるステロイド外用薬(塗り薬)などで治療することも可能です。勝手に服薬をやめたりせず、主治医によく相談してください。足の裏の皮膚が肥厚してガサガサの状態になることは普段の生活の中でもありがちですが、患者さん自らも抗がん薬の開始前から足の裏などの皮膚状態をよく観察し、早く違和感に気付いて副作用が起きても悪化させないことを目指しましょう。ほとんどの場合、症状が軽いうちに正しく対処すればよくなる副作用です。
参考
引用

しびれがあるときの工夫(末梢神経障害)

末梢神経障害の症状は、個人差が大きく、抗がん薬治療が終わったあとも改善するまでに1年以上かかるような場合もあります。日常生活にかかせない様々な動作・作業に工夫をし、周囲の人たちの協力を得ながら、少しでも快適に生活したいものです。

【血液の流れをよくする】

  • 末梢神経障害によるしびれは、温めると血行がよくなって症状が和らぐことがあります。お風呂では湯船にゆっくりつかり、手足の指先を動かしたり、しびれがある部分をやさしくマッサージしてみましょう。抗がん薬の影響で皮膚が弱くなっている場合もあるので、強くこすらずにさする感じで行ってください。
  • 「温泉に行くと、体が温まるだけでなく、気持ちもリラックスして楽になる」との患者さんの声もあります。
  • 手足の指の「グーパー運動(握ったり、開いたり)」もよいでしょう。
  • くるみ2個または小さいゴムボールなどを手のひらで転がしたり、揉むようにすることも手指の運動になります。
  • 小さすぎる靴やハイヒールはしびれが強くなることがあるので、やわらかい素材で締め付けのない靴を履きましょう。
  • 指輪や時計、締め付ける可能性のあるアクセサリーなどはできるだけ避けた方がよいでしょう。
  • 末梢神経障害は冷気や冷たいものに触れること(「寒冷刺激」といいます)が、症状の誘発・悪化の原因となるため、室内を冷やし過ぎず、エアコンなどの冷気が直接、体にあたらないよう気を付けてください。
  • 足先は冷えやすいので、厚手の靴下やスリッパを履いて保温し、冷たい床を素足で歩くことを避けましょう。履き口のきつい靴下は血液の流れを妨げるので、締め付けないものを選びましょう。
  • 氷やアイスクリームなどの冷たいものを避け、室温以上の温かいものを飲むようにしましょう。
    温かいものを飲む
  • 冷蔵・冷凍庫内の食品・物品、ドアノブ、窓のサッシなど冷たいものは素手で直接触らないようにし、手袋、布巾などを用いましょう。冷えた飲料水の缶を持ってもしびれが強くなることがあります。
  • 手洗いなども冷水は避け、炊事や洗濯は素手で行わず、裏が起毛の厚手のゴム手袋を着用しましょう。軍手とビニール手袋を重ねて使うこともできます。
  • 米とぎ器具などを使って(身近な調理器具で代用することもできます)米をとぐ、無洗米や真空パックご飯も活用するなど、水に触れない工夫をしましょう。(手足症候群の場合も同様)

【やけどに気をつける】

  • 温度を感じる感覚が鈍り、うっかり熱いものにさわっても気がつかないことがあります。やけどをしないよう鍋つかみや布巾、タオルなどを使いましょう。シリコン製のなべつかみは、耐熱性・防水性・すべり止め効果もあり便利です。
  • 湯たんぽや使い捨てカイロなどは、低温やけどを起こさないよう長時間の利用は控えましょう。

【転倒、ケガに気を付ける】

  • 階段や段差を移動する際は、転倒しないよう壁伝いや、手すりを持ってゆっくり歩きましょう。なるべくエレベーター、エスカレーターを利用するとよいでしょう。雨に濡れた駅構内の床などもすべりやすく大変危険です。外出時にはウォーキングポールの利用も考えられますので、理学療法士や作業療法士に相談してみましょう。
  • 自宅の階段や玄関などの段差がある場所でも、マットや敷物はすべりやすく、また端がめくれていたり、毛足に足を取られて転倒する危険があるので、敷かない方が安全でしょう。
  • つまずく原因となる物を床に置かず、トイレに通じる廊下など頻繁に移動する動線はすっきりと片づけておきましょう。
  • サンダルやミュールなどかかとがなく脱げやすい履物は避け、サイズが合ったすべりにくい靴を履く、あるいは靴底にすべり止めを貼るなど工夫をしましょう。
  • ハイヒールは体重が足先にかかり、転びやすいのでお勧めできません。

【便利グッズを利用する】

日々の生活に利用できる便利器具などをいくつか紹介します。

  • シリコンゴム製のすべり止めシート
    包丁の柄に巻く、ビンの蓋などすべりやすいものをつかむときなどいろいろな場面に応用できます。
  • ゴム製オープナー
  • スライサー
    ボウルやまな板に固定できるすべり止め付きの製品は安定性が高く、使いやすいです。
  • ピーラー
  • フードプロセッサー
  • ワンタッチで蓋の開閉ができるポットなどの容器
  • 箸を使いにくいときはフォーク、スプーンを使いましょう。スポンジグリップを取り付けると握りやすくなります。グリップ付きの箸は、グリップで指を支えて小さな力で箸先を動かすことができます。着脱式のクリップタイプの商品もあります。
  • カット野菜や冷凍食品のミックス野菜なども活用しましょう。
  • ネット通販や配達してもらえる店を選ぶなど、自分で買い物の荷物を持たなければならない状況を減らす方法を考えましょう。
  • ボタン掛けや紐結びなどに苦労して着替えに手間取る場合は、面ファスナーに付け替えることも1つの方法です。
便利グッズ

【食事の工夫】

  • しびれによりうまく飲み込めない、口を開けにくいなどの問題があるときは、とろみ剤を使ってとろみ付けをする、ゼリータイプの栄養補助食品を使うなど、工夫のしかたを管理栄養士に相談してみましょう。
  • しびれの影響は生活のあちらこちらに現れます。困っていること、どうして欲しいかを家族や周りの方に伝えましょう。自分で何もかもやろうとせず「ちょっと助けて欲しい」と言うことで、周りの人たちも手伝える事柄に気付くことができ、患者さん、ご家族ともにストレスや不安の軽減につながります。

手足症候群の予防と悪化防止のために

気を付ける3つのポイント:手足の清潔・保湿・保護

手足の清潔・保湿・保護
【清潔】
  • シャワーや入浴、手洗いで清潔を心掛けましょう。
  • ナイロン製のタオル、たわしなど硬いもので皮膚をこすらないようにし、低刺激性のせっけんをよく泡立ててやさしく洗います。
    《注意》熱いお湯は避け、ややぬるめのお湯で洗いましょう。また、熱いお風呂や長時間の入浴も避け、40℃くらいのお湯で10分程度の入浴時間としましょう。
【保湿】
  • 手洗いの後、入浴後、就寝前を含め、手のひらおよび足の裏にこまめに保湿剤を塗り、潤いを保ちましょう。
  • ヘパリン類似物質含有剤、尿素含有剤、ビタミン含有剤および白色ワセリンなどを使います。ただし、傷があるときは、しみて痛いので尿素含有剤は避けてください。また、白色ワセリンなどのべたつきが気になるときは、就寝前に塗り、綿100%の手袋・靴下を着用して寝ると、乾燥を防ぐことにもなります。
  • 軟膏よりクリームまたはジェル、ローションタイプの方がべたつきは少ないので、薬剤師などに相談して肌に合った製剤を選びましょう。
【保護】
  • 足に強い圧力がかからないように長時間の歩行(ジョギング、運動など)や立ち時間を避け、移動や散歩中などはこまめに休憩をとりましょう。
  • 手指に力がかかる手作業(キーボードやスマホ画面の操作、長時間の筆記、雑巾・タオルなどをしぼる、調理器具・ガーデニング用具などを握りしめるなど)はできるだけ短時間にとどめ、ラケットやクラブを握るスポーツも避けましょう。
  • 靴下は締め付けのないもの、靴はサイズが合ったやわらかい材質のものを選んでください。圧のかかりにくい中敷き(ジェル、低反発のものなど)を使うのもよいでしょう。小さめの靴、ハイヒールなどの締め付けが強く、一部分に体重がかかりやすい靴、足底がデコボコしている健康サンダルや、靴擦れになりやすい大きめの靴も症状を悪化させる恐れがあります。
  • 作業や家事を行う際は、手袋をして手を保護します。ゴム手袋は避け、綿手袋を使います。水仕事では綿手袋または軍手にビニール手袋などを重ね、洗剤や水に直接触れないようにしましょう。
  • 台所用洗剤、洗濯洗剤は刺激の少ないものを選び、できるだけ手袋を着用しましょう。
  • 抗がん薬治療を開始する前に、皮膚科でしもやけや水虫の治療を受け、角質が厚くなっている部分があれば取り除くケア(化学的/物理的処理)などをしておくことが望ましいです。
参考
監修:
社会福祉法人 聖隷福祉事業団 聖隷三方原病院 緩和支持治療科
副院長・部長 森田 達也 先生