初期では症状はありません。病気が進行すると、発症部位に関連した症状が現れやすくなります。
悪性腹膜中皮腫
腹水が溜まってお腹が張った感じがしたり、腹痛や腰痛など、お腹の症状がみられることがあります。
- 主な症状
-
- お腹が張った感じ(腹部膨満感)、腹痛、腰痛、食欲低下、排便の異常、腹部のしこり など
悪性心膜中皮腫
心臓の周囲の袋に体液が溜まり心臓の動きが抑えられる状態(心タンポナーデ)になることで、階段の上り下りなどの軽い運動でも、息切れがしたり動悸がするなどの症状がみられるようになります。
悪性精巣鞘膜中皮腫
精巣(睾丸)を包む膜にできたがんが大きくなることで、精巣の腫れや圧痛などの異常を感じることがあります。
国立がん研究センター がん情報サービス「悪性腹膜中皮腫」
国立がん研究センター 希少がんセンター「悪性腹膜中皮腫/悪性心膜中皮腫/悪性精巣鞘膜中皮腫」