7放射線療法について
放射線療法を受けるにあたり、日常生活で注意することはありますか?
放射線を当てた部位の皮膚や粘膜が傷つきやすくなります。照射した皮膚や粘膜のケアをご紹介します。
- 照射部位の皮膚炎に対するケア
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摩擦 などの刺激を避けることが大切です。
照射した部位をゴシゴシこすらないようにしましょう。- 熱すぎるお風呂やサウナは避け、ぬるめのお風呂にしましょう。
(皮膚をこすって治療範囲のマークが消えてしまわないように注意しましょう。) - かゆみやひりひりした感じがある場合は、冷たいタオルなどで冷やすと症状が軽快することがあります。


- 放射線療法中に気をつけること
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- かゆみ止めなど塗り薬の使用は、医師や医療スタッフに確認しましょう。
- 治療中に疲労感を経験することがあるため、十分な休養を取るようにすることが大切です。
- 38℃以上の発熱があったら医師に連絡しましょう。
- その他、気になる症状がある場合は、放射線療法のスタッフにご相談ください。
健康ライブラリーイラスト版 肺がん, p28-35, 講談社, 2013
- 監修:
- 近畿大学医学部 内科学 腫瘍内科部門 主任教授
中川 和彦 先生
(2023年3月作成)