1肺がんについて
治療メモ 肺の名称と役割
- 肺は胸の部分に左右1つずつあり、右肺は上葉・中葉・下葉の3つ、左肺は上葉と下葉の2つにそれぞれ分かれています。また、右肺と左肺の間は「
縦隔 」と呼ばれ、心臓や気管などがあります。肺内には、気管から分かれた気管支が木の枝のように広がっており、その末端には肺胞という小さな袋があります。 - 肺の主な役割は呼吸です。口や鼻から吸った空気は、気管、気管支を通って肺胞に入ります。この肺胞で酸素を血液中に取り入れ、二酸化炭素を排出します。
- 肺がんは、肺の太い気管に発生する
肺門型 (中心型)と、肺の奥の方に発生する肺野型 (末梢型)とに大別されます。

健康ライブラリーイラスト版 肺がん, p14-15, 18-19, 講談社, 2015
- 監修:
- 近畿大学医学部 内科学 腫瘍内科部門 主任教授
中川 和彦 先生
(2023年3月作成)