気管や気管支、肺胞の細胞が“がん化”した病気です。
喫煙との関係が深いがんですが、非喫煙者でも発症します。
肺がんは、気管や気管支、または肺胞という小さな袋の細胞ががん化したものです。肺がんの主な原因は喫煙ですが、喫煙とは関連が低い肺がんもあり、非喫煙者でも発症します。
肺がんには特有の症状がなく、他の呼吸器疾患との区別がつきにくいことから、肺がんになっても早期のうちは見過ごされやすい傾向があります。
一般的な症状として最も多くみられるのが、治りにくい咳です。その他にも、胸の痛み、血痰、息切れ、呼吸時のぜーぜー音(喘鳴)、声がかれる(嗄声)、顔や首のむくみなどがみられることもあります。
肺がんの主な症状
インフォームドコンセントのための図説シリーズ 肺がん 改訂5版, p45-46, 医薬ジャーナル社, 2017
- 監修:
- 近畿大学医学部 内科学 腫瘍内科部門 主任教授
中川 和彦 先生