肺がん トップ 1 肺がんについて 肺がんとはどんな病気ですか? 治療メモ 肺の名称と役割について教えてください 肺がんの患者数はどれくらいですか? 2 肺がんの種類 肺がんには、どんな種類がありますか? 3 非小細胞肺がんの病期 病期(ステージ)とはなんですか? どのように決められますか? 4 非小細胞肺がんの検査と診断 診断には、どんな検査が必要になりますか? 5 非小細胞肺がんの治療方針 治療方針は何をもとに決められますか? 6 手術について どのような手術が行われますか? 7 放射線療法について 放射線療法は、どのように進められますか? 放射線療法を受けるにあたり、日常生活で注意することはありますか? 8 薬物療法について 薬物療法とは、どのような治療ですか? 薬物療法で使われる薬の副作用と知っておきたい対処法について教えてください 9 再発した場合について 再発した場合は、どうしたらよいですか? 10 治療後の経過観察について 治療が終了したあとの検査について教えてください 11 確認ポイント 肺がんの治療を受ける前に知っておきたいことについて教えてください 3非小細胞肺がんの病期 病期(ステージ)とはなんですか?どのように決められますか? 肺がん 検査・診断 病期とは、病気の進行の程度を示したもので、治療方針を立てるうえで重要な判断材料となります。 肺がんの病期は、がんの大きさや広がり、リンパ節への転移、遠隔転移の状況によって、大きくI期からⅣ期の4段階に分けられます。I期はがんが肺の中に留まり、リンパ節への転移はない状態、Ⅱ期はリンパ節転移はないが、肺の中のがんが大きい、またはがんと同じ側の肺門リンパ節に転移している状態、Ⅲ期は肺の周りの組織や重要な臓器に広がり、リンパ節にも転移している状態、Ⅳ期は離れた臓器に転移していたり、胸水にがん細胞がみられる状態です。数字が大きいほど、また、同じ病期ではA、B、Cの順にがんが進んでいることを示しています。 非小細胞肺がんの病期(ステージ)分類/一部抜粋 Ⅰ期がんが肺の中に留まり、リンパ節への転移はない状態 Ⅱ期リンパ節転移はないが、肺の中のがんが大きい。またはがんと同じ側の肺門リンパ節に転移している Ⅲ期がんが肺の周りの組織や重要な臓器(横隔膜、胸壁、心臓、大血管、気管、食道など)に広がり、リンパ節にも転移している Ⅳ期肺の中の別の場所や、骨、脳、肝臓などに遠隔転移があったり、胸水にがん細胞がみられる 日本肺癌学会編: 臨床・病理 肺癌取扱い規約 第8版補訂版, 金原出版, 2021,NPO法人キャンサーネットジャパン:もっと知ってほしい肺がんのこと, p7, 2017,をもとに作成 監修: 近畿大学医学部 内科学 腫瘍内科部門 主任教授中川 和彦 先生 (2023年3月作成) 肺がんには、どんな種類がありますか? 診断には、どんな検査が必要になりますか? 肺がん トップに戻る