再発した場合は、緩和ケアと薬物療法が中心になります。
肺がんが再発した場合は、がんの痛みなどの辛い症状を取り除く緩和ケアと、薬物を用いた治療が中心となります。再発場所や症状によっては、放射線療法や小さな範囲の手術が検討されることもあります。
薬物療法については、多くの場合、初回に受けた治療法やその反応などを考慮したうえで必要な薬剤が選択されます。近年では、これまでとは異なる作用を持つ分子標的薬やがん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が加わり、再発した非小細胞肺がんに対する治療の選択肢が広がっています。
再発した非小細胞肺がんの治療法
肺癌診療ポケットガイド, P144-162, 医学書院, 2016
国立がん研究センター がん情報サービス 「肺がん」
- 監修:
- 近畿大学医学部 内科学 腫瘍内科部門 主任教授
中川 和彦 先生