13胃の役割と手術の影響

手術の影響

胃がんの手術後は胃が小さくなり、一度に食べられる量が少なくなります。消化機能も低下し、さまざまな変化があらわれる場合があります。また、胃から分泌され食欲を調整するホルモンであるグレリンの分泌が低下するため、食欲低下から体重減少や栄養障害につながる可能性があります。

手術に伴う胃の変化

胃袋が小さくなる>一回に食べられる量が少なくなる 胃液の分泌が減る>消化する機能が低下する 食べ物が胃にとどまる時間が短くなる>食べ物が腸に流れ込む速度が速くなる
改訂版 胃を切った人のための毎日おいしいレシピ250, p176-177, Gakken, 2023
がん研有明病院の胃がん治療に向きあう食事, p15, 女子栄養大学出版部, 2015
監修:
大阪警察病院 がん診療センター長
消化器外科部長 西川 和宏 先生

(2024年7月作成)