体調管理や再発の有無を確認するため、治療が終了したあとも、医師の指示にしたがって定期的な診察を受けましょう。
治療が終了したあとも、定期的な通院による診察や検査が必要です。通院中の検査としては、血液検査によって腫瘍マーカーをチェックしたり、内視鏡検査や超音波、CT、MRIなどの画像検査を必要に応じて行います。
手術後の胃がんの再発は、治療後3~5年以内にみられることが多いため、少なくともその期間は、定期的に通院することが大切です。
また、胃がんでは、食道や大腸など別の部位に、転移ではないがん(重複がん)がみつかることがありますので、それらもあわせて確認することが必要です。
今後の通院間隔や検査の内容などは、患者さんの状態によっても異なりますので、医師に確認しておくとよいでしょう。
いつもと違う症状や体調の変化を感じた場合は、早めに医師や医療スタッフに連絡して相談してください。
もっと知ってほしい胃がんのこと, p16-17, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2016
日本胃癌学会編:胃癌治療ガイドライン, 医師用2021年7月改訂 第6版, p42, 金原出版, 2021
日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p13,58, 金原出版, 2023
- 監修:
- 静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生