再発した場合の治療法は、薬物療法が中心になります。
胃がんが再発した場合は、がんの痛みなどの辛い症状を取り除く緩和ケアと、薬物を用いた治療が中心となります。再発部位や症状によっては、放射線療法や小さな範囲の手術が検討されることもあります。
薬物療法については、多くの場合、初回に受けた治療法やその反応などを考慮したうえで必要な薬剤が選択されます。近年では、これまでとは異なる作用を持つ分子標的薬やがん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が加わり、再発した胃がんに対する治療の選択肢が広がっています。
再発した胃がんの治療法
薬物療法を中心に進めます
薬物療法
- 殺細胞性抗がん剤
- 分子標的薬
- 免疫チェックポイント阻害薬
- 抗体薬物複合体
もっと知ってほしい胃がんのこと, p16-17, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2016
日本胃癌学会編:胃癌治療ガイドライン, 医師用2021年7月改訂 第6版, p30-37,106-116, 金原出版, 2021
日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p75,87, 金原出版, 2023
- 監修:
- 静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生