バリウムを飲んでレントゲン写真を撮る方法(X線検査)やABC検診※などで胃がんが疑われた場合、胃の中を直接みる内視鏡検査が行われます。
検診でのX線検査や、血液検査で行えるABC検診などのスクリーニング検査で胃がんが疑われた場合は、精密検査として内視鏡検査を行い、組織を採取して(生検)、がんかどうかを病理検査で確定します。
胃がんと診断された場合は、さらに画像検査(CTやMRIなど)によって、がんの広がりや転移の有無などを確認し、病期を判定します(胃がんの臨床病期(ステージ)分類参照)。
病期診断に必要な検査
もっと知ってほしい胃がんのこと, p5, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2016
日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p15, 金原出版, 2023
※ピロリ菌感染の有無と胃粘膜萎縮度を組み合わせて胃がんのリスクを評価する方法です。
がんの広がりや転移を調べる主な検査
インフォームドコンセントのための図説シリーズ 胃がん 改訂3版, p41-51, 医薬ジャーナル社, 2018
国立がん研究センター がん情報サービス「胃がんの検査」
日本臨床外科学会ホームページ「胃がんと診断されたら(1)検査と診断の基礎知識」
日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p15-16, 金原出版, 2023
- 監修:
- 静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生