4胃がんの治療方針
治療法には、どのようなものがありますか?
胃がんでは、主に手術と薬物療法によって治療が行われます。遠隔転移がない、もしくはその可能性が低いと判断された場合、胃の一部あるいは全部を切除する手術が選択されます。
胃がんの治療の中心は、手術による胃の切除です。しかし、手術ができない場合や、転移があり、手術でがんが取りきれない可能性がある場合、全身治療である薬物療法が治療の中心となります。がんの進行ごとのおおまかな治療法を下図に示しました。患者さんによって異なることがありますので、詳しくは主治医に確認してください。
治療の概略

日本胃癌学会編:胃癌治療ガイドライン, 医師用2021年7月改訂 第6版, 2021より作図
- 監修:
- 静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生