中高年の男性に多く、ピロリ菌感染との関わりが深いがんです。
胃がんは、日本で多く見られるがんの1つです。2019年の統計では、男性では3番目に多くおよそ10人に1人、女性では4番目に多く、およそ21人に1人が一生のうちに胃がんになると推定されています。胃がんは50歳前後から、特に男性で罹患率が高くなります。
胃がんになるリスクを高める要因としては、ピロリ菌(H. pylori)感染による慢性的な胃粘膜の炎症や、生活習慣(塩分の多い食事、喫煙、野菜や果物の摂取不足)などが挙げられています。
インフォームドコンセントのための図説シリーズ 胃がん 改訂3版, p14-15, 医薬ジャーナル社, 2018
国立がん研究センター がん情報サービス「最新がん統計」
日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p6,42-43, 金原出版, 2023
- 監修:
- 静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生