9治療後の経過観察について

アドバンス・ケア・プランニングについて教えてください

アドバンス・ケア・プランニング(ACPえいしーぴー)とは、患者さんが大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また家族や医療者、信頼している人たちと話し合うことをいいます。日本では「人生会議」という愛称がつけられています。

ACPを行うことで得られるメリット

ACPを行うことにより、患者さんが本当は望んでいない医療をできるだけ避けることができます。またご家族も、患者さんの想いを知ることでサポートしやすくなり、心の負担を減らすことにつながります。医療者にとっても、患者さんの想いを尊重した治療やケアが行いやすくなります。

行うタイミングや相談相手について

ご家族や医療者に対して「話し合いたい」と思ったときであれば、どのタイミングでも行えます。患者さんの気持ちや状態は変化していくものですから、何回も話し合いを重ねていくことが大切です。そして、話し合いの内容は、そのつど文書などに記録し共有できるようにしておくとよいでしょう。
病院によっては専任の看護師などが治療の今後や緩和ケアについて、患者さんやご家族の想いや生活面での希望などを聞き取り、一緒に考えながら最適な医療やケアを受けるための支援をしてくれることもあります。話し合いたいと思ったときは、ご家族や医療者に声をかけてみてください。

日本胃癌学会編:患者さんのための胃がん治療ガイドライン2023年版, p94-95, 金原出版, 2023
厚生労働省「人生会議してみませんか」
日本医師会「アドバンス・ケア・プラニング(ACP)」
監修:
静岡県立静岡がんセンター 副院長
寺島 雅典 先生

(2023年8月作成)