13もっと知りたい患者さんへ

栄養・食事・運動について知っておきたいこと
~手術後・抗がん剤治療中のポイント~

がん患者さんが治療を続けるうえでは、食事や運動に気をつけ、体重を維持することが重要です。特に胃がんの場合、手術後に胃のはたらきが低下したり、お薬による治療の副作用から食欲が低下することで食事がとれない場合があります。食事がとれないと栄養障害が起こり、体重減少や体調の悪化につながり、手術後の健やかな生活が難しくなったり、治療が行えなくなる場合があります。

本コンテンツでは、胃がんの治療を受けている方に、手術後とお薬による治療中に分けて、食事の工夫・注意点について、知っておきたいことを紹介しています。

食生活に不安を覚えることがあるかもしれませんが、神経質になる必要はありません。食べられるものから食べることが大事で、状況に応じて食事を楽しむ工夫も必要です。

わからないことがあれば、遠慮せずに医師や栄養士にご相談ください。日常の食生活に少しでも取り入れていただき、胃がんの治療を続けるうえでお役に立てれば幸いです。

監修:
大阪警察病院 がん診療センター長
消化器外科部長 西川 和宏 先生

(2024年7月作成)