がん患者さんの体重が減る要因は大きく2つに分けられます。胃がんの手術後のように、食事があまり食べられずにやせる場合がある一方、がん自体が要因となり、栄養不良により衰弱した状態(がん悪液質)になる場合があります。
体重減少は手術後の合併症などに影響を及ぼすことが知られています。また、食事がとれず、栄養障害となり体調が悪化すると抗がん剤治療を続ける上でも影響があります。体重減少を防ぐために食事・栄養を適切にとるとともに、運動することが重要です。
毎日おいしく食べる! 胃を切った人のための食事, p3, ナツメ社, 2013
もっと知ってほしい がんと栄養のこと, p7, キャンサーネットジャパン, 2013