免疫力の増強により、皮膚や消化管、内分泌器官の障害など、他の薬剤ではみられない免疫反応を介した症状が現れることがあります。
特に注意が必要な副作用として、間質性肺疾患の発症が報告されています。間質性肺疾患の特徴的な症状は、息切れ、息苦しい、発熱、痰のない乾いた咳、疲労などです。
また、大腸炎や下垂体炎、1型糖尿病などの発症も報告されています。
免疫チェックポイント阻害薬の副作用は、治療開始後数ヵ月が多いものの、それより遅く現れたり、治療が終わってから現れたりすることがありますので、治療が終わった後も気になる症状があれば、医師に相談しましょう。