悪性黒色腫(メラノーマ) トップ 1 悪性黒色腫とは 2 悪性黒色腫の患者数 3 悪性黒色腫の特徴 4 悪性黒色腫の検査と診断 5 悪性黒色腫の種類 6 がん細胞と遺伝子変異 7 悪性黒色腫の病期 8 悪性黒色腫の転移 9 悪性黒色腫の治療方針 10 悪性黒色腫の治療 11 治療法別の主な副作用 12 緩和療法について 13 治療後の経過観察について 14 セルフチェック 15 確認ポイント 小野薬品の薬をご使用の方向け情報 悪性黒色腫の治療でビラフトビ・メクトビを使用された方へ 悪性黒色腫 小野薬品の薬 BRAF遺伝子変異 皮膚がんの1つ「悪性黒色腫(メラノーマ)」は、皮膚のメラニンという色素を作る色素細胞(メラノサイト)や母斑細胞(ほくろ細胞)が、がん化したものです。悪性黒色腫の治療では、手術によってがんを取り除くことを検討しますが、手術が難しい場合や、体の色々な場所に転移している場合は、お薬を使った全身的な治療「薬物療法」を行います。現在、薬物療法としては「免疫チェックポイント阻害薬」、「分子標的薬」、「抗がん剤」、「インターフェロン」などの中から患者さんに合ったお薬が選択されています。 ビラフトビ、メクトビはBRAF遺伝子変異*を標的にした分子標的薬です。日本ではBRAF遺伝子変異をもっている悪性黒色腫の患者さんは約30%と報告されていますが、このような患者さんに対してがん細胞の増殖を抑える作用が期待されています。 * BRAF遺伝子は細胞の増殖にかかわる遺伝子で、何らかの変化で遺伝子に傷がつく(遺伝子変異)と、産生するたんぱく質が活性化して細胞が増え続け、がんの発生・進行につながります。 ビラフトビ・メクトビについて詳細をみる 小野薬品の薬を使用された方へビラフトビ・メクトビ ビラフトビとメクトビで治療する前には遺伝子検査が必要です! ビラフトビとメクトビは、BRAF遺伝子変異のある悪性黒色腫に対して効果が示されていますので、治療の前にBRAF遺伝子変異があるか、遺伝子検査を行う必要があります。病変の一部を採取し、遺伝子検査を行い、BRAF遺伝子変異(遺伝子変異の種類:V600EまたはV600K)が検出された場合にビラフトビとメクトビで治療することができます。 ビラフトビ・メクトビの服用方法 十分な効果を得るためにお薬は正しく服用しましょう! ビラフトビとメクトビの効果を十分得るためには、決められた量のお薬を正しく服用することが大切です。時間を決めて毎日同じ時刻に飲みましょう。 ビラフトビ・メクトビの服用方法 ビラフトビ・メクトビを服用する前に、特に注意が必要な副作用、Q&A ビラフトビ・メクトビを服用する前に 特に注意が必要な副作用 Q&A ビラフトビ・メクトビ 治療日記 毎日ビラフトビとメクトビを決めた時刻に飲んだか記入し、あてはまる症状に○と程度(強・中・弱)、皮膚の症状や出血があらわれた場合は、具体的な場所を書き込みましょう。ビラフトビ、メクトビ以外のお薬を飲んだ場合もきちんと書いておきましょう。診察日には日記を担当医師に見せてください。 ビラフトビ・メクトビ 治療日記 監修: 医療法人医誠会 医誠会国際総合病院 皮膚科 主任部長 爲政 大幾 先生 (2024年3月作成)