腎細胞がん トップ 1 腎細胞がんについて 腎細胞がんとはどんな病気ですか? 腎細胞がんの患者数はどれくらいですか? 2 腎細胞がんの種類 腎細胞がんにはどんな種類がありますか? 3 腎細胞がんの病期 病期(ステージ)とはなんですか?どのように決められますか? 4 腎細胞がんの検査と診断 診断には、どんな検査が必要になりますか? 5 腎細胞がんの治療方針 治療方針は、何をもとに決められますか? 治療法には、どのようなものがありますか? 6 腎細胞がんの手術 腎細胞がんの手術について教えてください 手術後の日常生活で特に注意すべきことはありますか? 7 薬物療法について 薬物療法とは、どのような治療法ですか? 8 薬物療法の副作用と対策 薬物療法で使われる薬の副作用には、どのようなものがありますか? 9 再発した場合について 再発した場合は、どうしたらよいですか? 10 治療後の経過観察について 治療が終了したあとの検査について教えてください 11 確認ポイント 腎細胞がんの治療を受ける前に知っておきたいことについて教えてください 1腎細胞がんについて 腎細胞がんの患者数はどれくらいですか? 腎細胞がん 基礎知識 日本では、1年間で人口10万人あたり男性8.2人、女性3.7人が発症するといわれています1)。 腎細胞がんを発症している人の割合(罹患率りかんりつ)は年々増加しており、1997年から2002年で約16%増加しています。この増加は、健診や他の疾患で受けた検査の精度が向上したことが大きな要因と考えられています。また、透析患者さんが増加したこと※や、人口の高齢化、ライフスタイルや環境の変化なども要因として挙げられています。男女比は2.7対1と男性の方が多く発症します。年代別の罹患率は70歳代前半が最も多く、50~60歳代から増加していきます。 ※透析患者さんの腎細胞がんの年間発症率は、一般の患者さんに比べて約15倍高いことが報告されています2)。 日本における腎細胞がんになった人の年代別の割合※ ※腎癌研究会による2002 年集計新たに診断された腎細胞がん患者さん:7,405 人(男性5,063 人、女性2,342 人)粗罹患率(人口10 万人あたり):男性8.2、女性3.7 1)インフォームドコンセントのための図説シリーズ 腎がん 改訂版, p30-34. 医薬ジャーナル社, 20112)日本透析医学雑誌. 2005;38:1689-1700. 監修: 九州大学大学院 医学研究院泌尿器科学分野 教授江藤 正俊 先生 (2023年4月作成) 腎細胞がんとはどんな病気ですか? 腎細胞がんにはどんな種類がありますか? 腎細胞がん トップに戻る