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4腎細胞がんの検査と診断

診断には、どんな検査が必要になりますか?

腎細胞がんは画像検査により診断されます。そのほか、腎臓の機能や全身状態の評価などのため、血液・尿検査を行います。

腎細胞がんには、血液中にがんの目印となるような特定の物質(腫瘍マーカー)がないため、その診断には「画像検査」が不可欠です。画像検査にはいくつか種類があり、それぞれ適した場面で使われます。
腎細胞がんは、画像による病期診断で治療に移ることがほとんどですが、薬物療法の効果を予想するために「生検」で組織型を確認する場合もあります。

説明する医師のイラスト

診断に必要な検査

診断に必要な検査のフローの図。診断の流れは、はじめに診察・臨床検査(全身状態、腎機能の評価)を行い、画像検査でがんの広がりなどを確認した後、(場合によっては生検で組織型などを確認し)病期診断を行います。
日本臨床腫瘍学会編:新臨床腫瘍学 改訂第4版, p424-425. 南江堂, 2015 より作図

主な画像検査

検査の種類特徴
超音波検査
(エコー検査)
腎細胞がんの診断にあたり最初に行われる検査です。体に負担をかけず何度でも行えるので、スクリーニング検査に適しています。
CT検査X線を使って体の断面を撮影する検査です。体内の細かな情報を得ることができ、がんの広がりを確認するうえでも有用です。
MRI検査強い静磁場と電磁波で断層画像を撮影します。CT装置が使用できない場合に行われるほか、脳転移に対する検査としても行われます。
骨シンチグラフィ放射性薬剤を使って、体に負担なく骨の代謝の変化を画像化します。
腎細胞がんは骨に転移することも多いため、骨転移の有無を調べる際に行われます。
骨髄検査のイラスト
CT検査(イメージ図)
インフォームドコンセントのための図説シリーズ 腎がん 改訂版, p40-49. 医薬ジャーナル社, 2011
腎癌のすべて 基礎から実地診療まで 改訂第2版, p83-103. メジカルビュー社, 2014
監修:
九州大学大学院 医学研究院
泌尿器科学分野 教授
江藤 正俊 先生

腎細胞がんの治療で小野薬品の薬を使用された方へ