腎細胞がん トップ 1 腎細胞がんについて 腎細胞がんとはどんな病気ですか? 腎細胞がんの患者数はどれくらいですか? 2 腎細胞がんの種類 腎細胞がんにはどんな種類がありますか? 3 腎細胞がんの病期 病期(ステージ)とはなんですか?どのように決められますか? 4 腎細胞がんの検査と診断 診断には、どんな検査が必要になりますか? 5 腎細胞がんの治療方針 治療方針は、何をもとに決められますか? 治療法には、どのようなものがありますか? 6 腎細胞がんの手術 腎細胞がんの手術について教えてください 手術後の日常生活で特に注意すべきことはありますか? 7 薬物療法について 薬物療法とは、どのような治療法ですか? 8 薬物療法の副作用と対策 薬物療法で使われる薬の副作用には、どのようなものがありますか? 9 再発した場合について 再発した場合は、どうしたらよいですか? 10 治療後の経過観察について 治療が終了したあとの検査について教えてください 11 確認ポイント 腎細胞がんの治療を受ける前に知っておきたいことについて教えてください 3腎細胞がんの病期 病期(ステージ)とはなんですか?どのように決められますか? 腎細胞がん 検査・診断 病期とは、病気の進行の程度を示したもので、治療方針を立てるうえで重要な判断材料となります。 病期とは、病気がどの程度進行しているかを示すもので、「ステージ」とも呼ばれます。腎細胞がんの病期は、がんの大きさや周辺の組織のどこまで広がっているか、リンパ節や別の臓器への転移があるかどうかにより、大きくⅠ~Ⅳ期の4段階に分けられます。病期は、CTや骨こつシンチグラフィなどの画像検査によって判定されます。 腎細胞がんの病期(ステージ)分類 Ⅰ期 がんの最大径が7cm以下で、腎臓内にとどまっている。 Ⅱ期 がんの最大径が7cmを超えているが、腎臓内にとどまっている。 Ⅲ期 がんが静脈内や腎周囲組織に広がっているが副腎に進展がなく、Gerota筋膜を越えない。かつ所属リンパ節への転移がない、または1つある。 Ⅳ期 がんがGerota筋膜を越えて広がる、または副腎への進展があったり、所属リンパ節への転移が2つ以上ある。もしくは(さらに)遠く離れた組織に転移している。 Gerota 筋膜(ゲロタ筋膜、ジェロタ筋膜):腎と腎周囲脂肪組織、副腎を覆っている膜のこと。 Cancer. 1973 Nov; 32(5): 1030-1042. を参考に作成 監修: 九州大学大学院 医学研究院泌尿器科学分野 教授江藤 正俊 先生 (2023年4月作成) 腎細胞がんにはどんな種類がありますか? 診断には、どんな検査が必要になりますか? 腎細胞がん トップに戻る