大腸(結腸・直腸)にできるがんを総称したもので、大腸粘膜の細胞が変化することで生じます。
大腸がんは、正常な大腸粘膜の細胞が様々なリスク要因によって変化することで発生します。
検診や人間ドックがきっかけで見つかることがあり、早期に発見できれば、手術などの外科切除によって、比較的高い確率で治癒することが可能ながんの一つです。
早期の大腸がんでは、ほとんど症状がありません。
がんが肛門に近い左側の大腸にできた場合は、進行すると、便に血が混じる、便が細くなる、下痢や便秘を繰り返すなどの症状が現れ、発見のきっかけとなります。
一方、がんが右側の大腸にある場合は、がんが大きくなるまで症状が出にくく、固いしこりに触れたり、慢性的な出血で貧血になるなど、かなり進行してからみられる症状が多くなります。
大腸がんに伴う主な症状
国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん)」
大腸癌研究会編, 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版, p15-16, 金原出版, 2022
もっと知ってほしい大腸がんのこと 2022年版, p3-4, NPO法人キャンサーネットジャパン, 2022