1大腸がんについて
大腸がんは、どのように発生しますか?
大腸がんの多くは、「腺腫 」と呼ばれる良性の腫瘍(ポリープ)ががん化することで発生します。
大腸の
大腸ポリープのほとんどは、「腺腫」とよばれる良性の腫瘍ですが、大きくなるに従って性質が変わり、がん化するものがあります。大腸がんの多くは、こうした腺腫ががん化することで発生すると考えられています。
一方、正常な粘膜から、直接がんが生じるものもあります。これを「デノボがん」といいます。デノボがんは、表面が平たかったりへこんだ形をしているものが多く、早い時期から周囲の組織に浸潤しやすいことが知られています。
大腸がんの発生経路
- 腺腫から発生したもの
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- 粘膜から直接発生したもの(デノボがん)
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消化器疾患ビジュアルブック, p114, 学研メディカル秀潤社, 2009
(2023年4月作成)