体調管理や再発の有無を確認するため、治療が終了したあとも、医師の指示にしたがって定期的に診察を受けましょう。
尿路上皮がんは、比較的、再発しやすいがんのひとつといわれています。治療が終了したあとも、医師の指示にしたがって定期的に通院し、診察や検査を受けるようにしましょう。
検査では、尿細胞診、血液検査、超音波検査、膀胱鏡検査、画像検査(胸部X線、CT、MRI検査) などを行って、再発の兆候はないか、術後の経過や腎機能の状態はどうかなどを確認します。検査の種類や頻度、経過観察の期間は、がんの進行度や治療法、再発リスクなどによって異なりますので、主治医に確認しておくとよいでしょう。
いつもと違う症状や体調の変化を感じた場合は、早めに医師や医療スタッフに連絡してください。
国立がん研究センター がん情報サービス「膀胱がん/腎盂・尿管がん」
日本泌尿器科学会:膀胱癌診療ガイドライン2019年版[増補版], p118-135, 医学図書出版, 2023
日本泌尿器科学会編:腎盂・尿管癌診療ガイドライン2023年版, p47, 85, 医学図書出版, 2023