放射線単独療法は、通院での治療が可能ですが、抗がん剤を併用するときには入院が必要です。スケジュールは、抗がん剤と組み合わせる場合、通常、週5日間を6週間ほど継続します。1回の照射にかかる時間は数分で、痛みはありません。ただし、治療を中断すると十分な効果が得られなくなりますので、職場や家庭での協力を得るなどして、できるだけ治療を継続できる環境を整えることが重要です。
放射線療法の副作用には、照射後数週間以内の「急性期」に発症するものと、照射後数ヵ月〜数年以内の「晩期」に発症するものがあります。副作用の程度は個人差がありますが、急性期に起きる副作用の多くは、治療終了後1ヵ月程度で改善します。
予想される副作用については、あらかじめ放射線療法の担当医や医療スタッフによく確認し、納得して治療に臨むことが重要です。