9再発した場合について

再発した場合は、どうしたらよいですか?

患者さんの状態に応じて、治療法の選択はさまざまです。

食道がんは、比較的、再発しやすいがんのひとつです。再発した場合の治療法は、再発の状況(位置や広がり)、患者さんの全身状態、初回にどのような治療を受けたかなどを考慮しながら選んでいきます。近年では、薬物療法に、これまでとは異なる作用を持つがん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が加わり、再発した食道がんに対する治療の選択肢が広がっています。

再発した食道がんの治療法

頸部けいぶのリンパ節だけに再発
下矢印

手術を検討

複数のリンパ節に再発
下矢印

薬物療法あるいは放射線療法

ほかの臓器に再発(遠隔転移)
下矢印

薬物療法あるいは対症療法

治療法には、どのようなものがありますか?」参照

国立がん研究センター がん情報サービス「食道がん」
日本臨床腫瘍学会編:新臨床腫瘍学 改訂第7版, 南江堂, 2024
監修:
大阪大学医学部医学系研究科 外科学講座消化器外科学 教授
土岐 祐一郎 先生

(2024年8月作成)