ビラフトビ・セツキシマブ(2剤併用療法) トップ 1 分子標的薬による薬物治療 2 治療で使われるお薬について 3 治療スケジュール、治療の対象となる方 4 ビラフトビの服用方法 5 ビラフトビを服用する前に 6 特に注意が必要なビラフトビの副作用 7 ビラフトビ・セツキシマブ(2剤併用療法)によくみられる副作用 8 Q&A 9 ビラフトビ・セツキシマブ(2剤併用療法)治療日記 小野薬品の薬をご使用の方向け情報 1.分子標的薬による薬物治療 大腸がん 小野薬品の薬 BRAF遺伝子変異 私たちの体は約60~100兆個の細胞からできていて、細胞の複製を正しく調整しているのが遺伝子です。 遺伝子の役割は、細胞を増やしたり、増えるのを抑えたり、命令を正しく伝えて、細胞内の調整を行うことです。 しかし、何らかの変化で遺伝子に傷がつくと命令をうまく伝えられなくなり、細胞が増え続けてがんの発生・進行につながります。 分子標的薬は、細胞内の特定の遺伝子が産生するたんぱく質に作用することで、がんの増殖にかかわる細胞間の情報を伝える経路をブロックし、がんの増殖を抑えるお薬です。 *上皮成長因子:細胞表面の受容体に結合することで、正常な細胞やがん細胞が増殖する情報を伝える役割を担います。 監修: 国立がん研究センター東病院 副院長 吉野 孝之 先生 (2024年6月作成) 治療で使われるお薬について ビラフトビ・セツキシマブ(2剤併用療法) トップに戻る