ホジキンリンパ腫 トップ 1 ホジキンリンパ腫について ホジキンリンパ腫とはどんな病気ですか? 治療ガイド 免疫の関所として働くリンパ節について教えてください ホジキンリンパ腫の患者数はどれくらいですか? 2 ホジキンリンパ腫の種類 ホジキンリンパ腫には、どんな種類がありますか? 3 ホジキンリンパ腫の病期 病期(ステージ)とはなんですか?どのように決められますか? ホジキンリンパ腫の病期分類について教えてください 4 ホジキンリンパ腫の検査と診断 診断には、どんな検査が必要になりますか? 5 ホジキンリンパ腫の治療方針 治療方針は何をもとに決められますか? 6 化学療法について 化学療法とは、どのような治療ですか? 7 放射線療法について 放射線療法は、どのように進められますか? 8 造血幹細胞移植について 造血幹細胞移植は、どのような治療ですか?どんな場合に検討されますか? 9 再発した場合について 治療の効果が得られなかったり、再発した場合は、どうしたらよいですか? 10 治療中のセルフケア(化学療法を受ける方に) 化学療法を受けるにあたり、 日常生活で注意することはありますか? 11 治療中のセルフケア(放射線療法を受ける方に) 放射線療法を受けるにあたり、日常生活で注意することはありますか? 12 治療後の経過観察について 治療が終了したあとの検査について教えてください 13 確認ポイント ホジキンリンパ腫の治療を受ける前に知っておきたいことについて教えてください 9再発した場合について 治療の効果が得られなかったり、再発した場合は、どうしたらよいですか? ホジキンリンパ腫 血液のがん がん免疫療法 再発・転移 初回の治療効果がなかったり、再発した場合も、治療の選択肢はいろいろあります。 治療の効果が得られない場合(治療抵抗性)や、再発した場合に用いる治療を「救援療法」といいます。ホジキンリンパ腫の救援療法では、多くの場合、初回の治療とは異なる抗がん剤を用いた化学療法(救援化学療法)が検討されます。また、比較的年齢が若く、救援化学療法の効果があると判断された患者さんに対しては「造血幹細胞移植」が考慮されることもあります。さらに、「分子標的治療」や「がん免疫療法」など、抗がん剤とは異なる作用を持つ薬物療法も選択肢の1つとなります。 再発したホジキンリンパ腫の治療法※ 救援化学療法 造血幹細胞移植 その他の薬物療法 分子標的治療 がん免疫療法 ※治療抵抗性の治療としても用いられます。 実際の治療方法や進め方などは、これまで受けた治療の種類や薬の反応性、年齢や全身状態などによっても異なりますので、主治医とよく相談し、納得したうえで治療を受けるようにしてください。 分子標的治療について 分子標的治療は、がん細胞の表面にある特定の分子(タンパク質など)をターゲットに攻撃するようにつくられたお薬による治療法です。 ホジキンリンパ腫に対しては、がん細胞の表面にあるCD30(タンパク質)に結合する抗体とがん細胞の増殖を阻止する薬剤を結合させた治療薬が用いられます。 (適応は、CD30陽性の古典的ホジキンリンパ腫の患者さんに限られます。) がん免疫療法について がん免疫療法とは、人の体内にもともと備わっている免疫の力を使って、がん細胞への攻撃力を高める治療法です。ホジキンリンパ腫に対しては、「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる治療薬が用いられます。 (適応は、再発または治療抵抗性の古典的ホジキンリンパ腫の患者さんに限られます。) 国立がん研究センター がん情報サービス「ホジキンリンパ腫」日本血液学会編:造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版補訂版, p297-298, 316-317, 金原出版, 2020 監修: 国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科 科長伊豆津 宏二 先生 (2023年5月作成) 造血幹細胞移植は、どのような治療ですか?どんな場合に検討されますか? 化学療法を受けるにあたり、日常生活で注意することはありますか? ホジキンリンパ腫 トップに戻る