9再発した場合について

再発した場合は、どうしたらよいですか?

患者さんの状態に応じて、治療法の選択はさまざまです。

食道がんは、比較的、再発しやすいがんのひとつです。再発した場合の治療法は、再発の状況(場所や個数)、患者さんの全身状態などを考慮しながら選んでいきます。医師からがんが再発したとの話を聞いた際は、混乱するかもしれませんが、まずは落ち着いて再発の状況を確認しましょう。

医者の話を聞く患者さん

再発したがんは1ヵ所にとどまることは少なく、全身に及んでいることが多いので、全身に対する治療(薬物療法)が優先されることが多いです。
ときに1ヵ所だけに見つかることもあり、その場合には局所的な治療(手術や放射線療法)でがんを取り除く(死滅させる)ことがあります。
これら全身に対する治療、局所的な治療を適宜組み合わせながら治療を行います。
がんによる痛みや苦痛などの症状がある場合には、症状を和らげる治療(緩和治療)を行い、自分らしい生活を保つことも大切ですので、担当医とよく相談してください。

再発した食道がんの治療法

頸部けいぶのリンパ節だけに再発
下矢印

手術を検討

複数のリンパ節に再発
下矢印

薬物療法あるいは放射線療法

ほかの臓器に再発(遠隔転移)
下矢印

薬物療法あるいは対症療法

治療法には、どのようなものがありますか?」参照

国立がん研究センター がん情報サービス「食道がん」
日本臨床腫瘍学会編:新臨床腫瘍学 改訂第7版, 南江堂, 2024
監修:
関西医科大学 上部消化管外科学講座 教授
山﨑 誠 先生

(2026年5月作成)