小野薬品の薬をご使用の方向け情報

4.服用期間中の注意

エドルミズでは、次のような副作用があらわれることがあります

副作用と思われる症状があらわれた場合は、すみやかに主治医や看護師、薬剤師に連絡し、指示に従ってください。

心臓への影響(刺激伝導系抑制)

  • 特に投与初期には、以下の症状に注意してください
    • 普段に比べて脈が速くなる(頻脈)
    • 普段に比べて脈が遅くなる(徐脈)
    • 何もしなくても心臓の拍動が感じられる(動悸)
    • 血圧低下
    • 心電図の異常 など
心臓

糖尿病の悪化、高血糖

  • 口の乾き
  • 尿の回数が増える
  • 血糖値が上がる など

肝機能障害

  • 肝機能の検査値の異常
  • だるさ(倦怠感)
  • 発熱
  • 皮膚や目が黄色くなる(黄疸) など

肝機能障害の多くは、身体症状の前に血液検査で発見されます。

上記のような症状や、これらに限らず気になることがあれば、主治医や看護師、薬剤師に連絡し、指示に従ってください。

副作用を早期に発見するために、医療機関では、次のような検査が定期的に行われます

副作用に早く気づき、すみやかに対応することで、重症化の防止や治療の継続につながります。

心電図、脈拍、血圧など

このお薬は、心臓に影響を与えることがあります。

血糖値や尿糖

このお薬は、高血糖があらわれることがあります。

血液検査(肝機能)

このお薬は、肝機能障害があらわれることがあります。

エドルミズの服用継続を検討するために、このお薬の効果を主治医に連絡する必要があります

効果の実感がない場合は、主治医にご相談ください。また、服用継続後も定期的にこのお薬の効果を主治医に連絡してください。

監修:
京都府立医科大学大学院 医学研究科
呼吸器内科学 教授 髙山 浩一 先生

(2023年4月作成)