あなたと一緒に、がんと向き合う

小野薬品の薬をご使用の方向け情報

7.ご注意

  • オプジーボとヤーボイによる治療中は、重大な副作用を引き起こす可能性があるため、特に注意すべき副作用注意が必要なその他の副作用で紹介した症状に気付いたら、直ちに主治医にご連絡ください。
  • 軽い症状であっても治療せずに放置しておくと急に悪化して、重症化することがあります。
  • 症状が出た場合、早期に適切な対処を行うことが、重症化を防ぐうえで重要です。

慢性甲状腺炎(橋本病)、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、1型糖尿病などの自己免疫疾患と診断されたことがある方、肺障害がある方または過去にあった方は、主治医にお知らせください。

病院のイラスト

オプジーボ添付文書 2022年7月改訂(第15版)/ヤーボイ添付文書 2022年7月改訂(第9版)
オプジーボによる治療を受ける方へ(2022年7月作成版)/ヤーボイによる治療を受ける方へ(2022年5月作成版)

ワクチン投与後の症状に注意しましょう

オプジーボやヤーボイによる治療中に、何らかの病気を予防するために生ワクチンまたは弱毒生ワクチン、不活化ワクチン**の接種を受けると、過度の免疫反応による症状などが現れることがあります。これは、オプジーボやヤーボイによって免疫機能が高まっているためです。ワクチン接種を受ける場合は、事前に医師に相談しましょう。

* :
生ワクチンまたは弱毒生ワクチンには次のようなものがあります。
MR(麻しん風しん混合)ワクチン、麻しん(はしか)ワクチン、風しんワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘(みずぼうそう)ワクチン、BCG(結核)ワクチンなど
**:
不活化ワクチンには次のようなものがあります。
DPT-IPV四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)ワクチン、DPT三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)ワクチン、DT二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、肺炎球菌ワクチン、不活化ポリオワクチンなど
ワクチンを投与する看護師と患者さんのイラスト

神谷元, 医学のあゆみ, 264, p374-80, 2018

監修:
地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科
主任部長 爲政 大幾 先生